素材からサプリメントを探す
-
ミツバチが花の蜜を吸いながら集めたものが花粉(ポーレン:pollen)。蜜や唾液で丸めて巣に運び、働きバチのえさになる。
花粉の成分は、タンパク質、糖分、ビタミン、ミネラルなど。タンパク質は全体の約35%を占め、各種糖分が約40%。ビタミンは、ビタミンCのほかにB群が多く、なかでも美肌のビタミンともいわれるB2が豊富に含まれている。ミネラルはカリウム、カルシウム、マグネシ…
花粉の詳細を見る
-
海洋深層水とは、一般的に海面下500~600mから汲み出される海水のこと。海洋深層水のルーツは大西洋グリーンランド沖。北の海で冷やされ、重くなった海水は深海に沈む。そして海洋循環によって膨大な年月をかけて大西洋・太平洋・インド洋・南極海域と、地球をひとめぐりする。
太陽の光や熱が届かない深海をめぐるこの海水は常に低温に保たれ、微生物や病原菌が生活できないために水質は非常に…
海洋深層水の詳細を見る
-
核酸は、細胞の分裂と生成を担う成分で、遺伝情報を持つDNA(デオキシリボ核酸)と、その遺伝情報に従ってタンパク質を作る手助けをするRNA(リボ核酸)がある。体内の細胞は常に新陳代謝を繰り返しているので、たくさんの核酸を消費している。
核酸は肝臓で作られる(デノボ合成)か食物中の核酸を利用して合成される(サルベージ合成)形で補われるが、年齢とともに、デノボ合成が衰えてくる。…
核酸(DNA・RNA)の詳細を見る
-
菊イモは、北アメリカ原産の菊科の多年草。芋類ではなく、秋に黄色い花を咲かせ、根の先端が肥大してイモのような塊ができるのでこの名前が付いた。収穫は10月末ごろ、じゃがいものような舌ざわりとごぼうのような風味が特徴だ。戦時中、一時期栽培されていたこともあったが、現在ではほとんど見られない。
しかし菊イモに糖尿病を改善する効果があることがわかり、注目を集めている。
菊イモはイ…
菊イモの詳細を見る
-
共役リノール酸(CLA=ConjugatedLinoleicAcid)は、不飽和脂肪酸の一種。リノール酸から生じる物質だが、リノール酸とは構造が異なるので異性化リノール酸とも呼ばれている。
脂肪酸は脂質を構成する主な成分で、体の基礎を作ったりエネルギーとなる大切な栄養素。構造の違いによって飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸に分けられるが、特に飽和脂肪酸は多く摂りすぎると、血中のコレ…
共役リノール酸(CLA)の詳細を見る
-
桑の木には、根皮、葉、実それぞれに効用があるとされていることから、中国では古来「桑葉」と呼ばれる桑の葉を乾燥させた生薬が珍重されてきた。他の食品の成分含有量と比較しても、キャベツの60倍に相当するカルシウム量を誇り、鉄分は小松菜の15倍、カロチンもホウレン草の約10倍と豊富に含まれているほか、人間の健康に有益なミネラル成分も多いことが認められている。
この葉から抽出される…
桑葉の詳細を見る
-
月見草はアカバナ科に属し、学名をメマツヨイグサという。英語ではイブニング・プリムローズと呼ばれ、欧米でも薬用植物として使われてきた。
月見草の種子にはリノール酸とγ-リノレン酸が含まれている。特にγ-リノレン酸については、天然物のなかで含まれているものは数少ない。しかも月見草種子の脂肪酸のうち7.5%を占める。
γ-リノレン酸から作られるジ・ホモ-γ-リノレン酸はプロス…
月見草の詳細を見る
-
日本人の主食はコメ。白いごはんがないと、食べた気がしないという人も多いだろうが、玄米から白米を精製する過程で、もっとも栄養豊かな部分がはぎ取られている。
玄米はミネラルやビタミン類、脂肪酸、食物繊維を豊富に含み、必要な栄養のバランスを保てるという。特に、発芽するときに芽の部分になる胚芽には、注目すべき栄養素のほとんどが詰まっている。
この胚芽から抽出される油脂が玄米胚芽…
玄米(発芽玄米)・玄米胚芽油の詳細を見る
-
紅麹は、発酵させるときの菌にモナスカス属の糸状菌を用いた赤色の麹のこと。中国では2000年以上前から、消化を助け、血液の循環を良くし、内臓を強くする薬のひとつとして珍重されており、紹興酒などを作るのにも利用されてきた。日本では沖縄の「豆腐よう」という食品を作るときに使われる程度で活用例はなかったが、紅麹のコレステロール値を下げる効果が発見され、着目されるようになった。
コ…
紅麹(べにこうじ)の詳細を見る
-
午後のティータイムを彩る、香り豊かな紅茶。しかし、紅茶は愉しい時間を演出するだけではなく、さまざまな健康効果が期待できる健康飲料なのだ。
茶類は、茶葉をまったく発酵させない不発酵茶(緑茶)、発酵途中で酵素活性を止めた半発酵茶(ウーロン茶など)、そして紅茶のように十分発酵させた強発酵(全発酵)茶などに分類される。
茶類にはカテキン(ポリフェノール)が豊富に含まれているが、…
紅茶の詳細を見る
-
そもそも、酢は殺菌効果や食欲を増進させる作用、ビタミンCを破壊する酵素を抑えるなどといったさまざまな効用があることで知られているが、黒酢にはこれらの効果効能に加え、さらに血糖値上昇の抑制、血圧値の正常化、コレステロールや中性脂肪の減少、アレルギー症状の改善、肝機能や筋肉痛の回復作用などがあるといわれている。
黒酢は天然の醸造酢の中でも発酵、熟成にかける期間が1~3年と長く…
黒酢の詳細を見る
-
黒豆の黒い皮の色素にはアントシアニンという成分が含まれている。アントシアニンはブルーベリーに多く含まれることでも知られているが、目の健康維持に働く物質だ。
網膜には、光の刺激を脳に伝える働きをもつロドプシンという物質がある。ロドプシンは光の刺激で変化し、その変化を神経に伝達していく。すぐにもとの物質に戻るが、ロドプシンを作っているビタミンA(レチノール)が不足していたり、…
黒大豆の詳細を見る
-
昔から海の幸の恩恵を受けてきた日本人にはお馴染みの昆布。褐藻類の昆布科で、マコンブや利尻コンブ、ナガコンブなど日本で採れるものだけでも27種が数えられる。
消化吸収が高い「ヨード(ヨウ素)」の含有率はほかの海藻類をはるかに上回っている。新陳代謝の活発化、甲状腺ホルモンを作る働きが報告されているほか、血管を若く保ち高血圧予防にも効果を発揮する成分であることがわかっている。ま…
昆布の詳細を見る
-
紫イモには、サツマイモ本来の成分に加え、アントシアニンやクロロゲン酸が含まれている。また、β-カロテン、ビタミンB1、マグネシウム、カリウム、ミネラル、ビタミンCなども多く含まれる。
なかでも注目すべきは、アントシアニンだ。アントシアニンは、赤ワインやブルーベリーなどにも含まれるポリフェノールの一種で、抗酸化作用や免疫力向上の効用がある。
アントシアニンの効用のひとつに…
紫イモの詳細を見る
-
小麦のぬか部分を小麦胚芽、この胚芽から抽出された油を小麦胚芽油と呼ぶ。元来小麦は栄養バランスがよい穀物類のひとつだが、わずか2%に満たない胚芽部分を取り除いた小麦粉として使う習慣が広まっており、これが栄養の偏りを招く原因にほかならないといわれている。
小麦胚芽は、脂質、ビタミン類、ミネラル、食物繊維、タンパク質の宝庫で、特筆すべきはビタミンEの力である。このビタミンEの約…
小麦胚芽・小麦胚芽油の詳細を見る
-
なぜ体にいいのか
松樹皮エキスの原料としてよく知られているのがフランス海岸松。フランス南西部の大西洋沿岸だけに生育する松だ。1年のうちのほとんどが晴天という気候のもとで強い紫外線にさらされるため、自身を守るために樹皮に多くの抗酸化物質をもつようになったと考えられている。
この樹皮からの抽出物に含まれるフラボノイドが、抗酸化作用を発揮するとして注目されている。抽出物は、ピ…
松樹皮(フランス海岸松樹皮)の詳細を見る
-
植物ステロールは、果物、野菜、植物油、ナッツ、穀物に含まれているステロールという成分の総称。
主なものにスチグマステロール、ベータシトステロール、カンペステロールなどがある。
植物ステロールには、食物に含まれるコレステロールを体内に吸収されにくくする働きがある。
食べ物に含まれるコレステロールは、胆汁酸と結合して小腸で吸収されるが、植物ステロールを摂っておくとコレステ…
植物ステロールの詳細を見る
-
動物性油脂にはすべてコレステロールが含まれるが、植物性油脂にはない。
植物性油脂には色々な種類があるが、これは脂肪酸の組成が違うためだ。植物性油脂の成分の90%は脂肪酸。およそ40種類あるこの脂肪酸のうち、性質を決めるカギとなるのは、オレイン酸、リノール酸、α-リノレン酸の3つである。
リノール酸は不足すると、皮膚炎、抜け毛、ホルモン異常などを引き起こす。リノール酸は体…
植物性油脂類(オリーブ油、大豆油など)の詳細を見る
-
食物繊維とは、人の消化酵素で消化されない食品中の難消化成分の総体と定義されているもので、5大栄養素(糖質、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラル)に続く第6の栄養素として重視されている。
植物細胞の構成成分が中心だが一部に動物性の成分もあり、これらは水に溶けない不溶性食物繊維と水に溶ける水溶性食物繊維に大別される。それぞれの働きは下の表のとおりで、これらを上手に利用して便秘…
食物繊維の詳細を見る
-
大麦若葉エキスは、生命力の強い大麦の新芽を摘み取って有効成分を抽出し、精製したものである。
大麦若葉エキスは、緑黄色野菜と比べてもさらに多くのミネラルやビタミン、あるいは酵素などを含有することから、近年特に注目を集めているサプリメントだ。例えばホウレン草と比べると、カリウムは約18倍、カルシウムは約11倍、マグネシウムは約4倍も含まれている。
大麦若葉エキスに含まれる成…
大麦若葉の詳細を見る
サプリメントデータベース
-
サプリメントデータベースは「素材」と、気になる体の「症状」の双方から情報を検索でき、 …
乳酸菌データベース
-
乳酸菌データベースは、乳酸菌の「効能」と「分類」の双方から情報を検索でき、 …
ピックアップ記事
-
2024年4月30日 初版発行
著者:一般社団法人 日本サプリメント協会
監…
-
2015年12月2日、『サプリメント健康事典』の出版記念シンポジウムが、神保町の学士会館で行われ…
-
今年、閣議決定を受けて食品表示に関する規制改革が進められ、43年ぶりの改正となる新たな食品表示制…
ページ上部へ戻る
Copyright © 一般社団法人 日本サプリメント協会 All rights reserved.