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そもそもビタミンとは、体の働きを助け、整えるのに欠かせない、クルマでいうエンジンオイルのようなものである。高性能の新車に十分なガソリンを積んでも、エンジンオイルがなければ能力を発揮できないばかりか、エンジンやクルマ自体の故障も招く。これと同じで、人間の体がクルマ本体やエンジンとすると、糖質、タンパク質、脂質の三大栄養素がガソリンに相当し、ビタミン類とミネラルが、エンジンオイ…
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「日光のビタミン」あるいは「太陽のビタミン」と呼ばれるビタミンDは、太陽光線と食事から得られる。太陽光線の紫外線が皮膚の脂肪に作用して、体内に吸収されるのだ。一方、食事から摂取されるビタミンDは、小腸壁から脂肪と一緒に吸収される。
ビタミンD不足が引き起こす症状としては、骨が弱くなり骨折しやすくなる、骨がスカスカになり骨粗鬆症になる、虫歯ができやすくなる、などが挙げられる…
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人体の中でもっとも酸化の危険にさらされているのが、生体膜や細胞の不飽和脂肪酸。これらが酸化し、過酸化脂質が増えると、体の機能が低下し、老化現象が起きたり、異常細胞を作って病気を引き起こしたりという原因になる。このような事態になる前にビタミンEは各細胞に働きかけ、酸化を防いでくれる。
血中の過酸化脂質の量は40歳を過ぎると急に増加するので、40歳以上の人はしっかりビタミンE…
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ビタミンKは、ケガなどの出血や内出血をしたときに、血液を凝固させる働きをする。血液凝固に働く因子のいくつかのタンパク質合成に必要なのが、ビタミンKなのだ。ビタミンK不足になると、正常な血液凝固ができず出血を抑えられなくて、出血多量に陥ることもある。
そのほかの血液への働きとしては、月経時の多量出血を減らす、内出血と破れた血管からの体内出血を予防する、また鼻血をよく出す人の…
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フェヌグリークは、古くから中近東、アフリカ、インドで栽培されている1年草の豆科の植物。日本ではコロハと呼ばれる。最古のハーブともいわれ、昔から食用や薬用に用いられており、特に種子はカレーなどの香辛料として使われたり、インドの調味料であるチャツネの主原料にもなっている。日本では、わずかにカレー粉の原料として使われる程度であまりなじみがないが、アフリカ、インドでは種子を発芽させ…
フェヌグリーク(コロハ)の詳細を見る
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海藻の表面にある独特のヌルヌルした成分のひとつがフコイダン。「フコース」という単糖類を主成分とする多糖類で食物繊維の一種だが、海藻の中でも昆布、ワカメ、モズク、ひじきなど褐藻類と呼ばれる種類だけに含まれている。
フコイダンには、外敵から体を守る「免疫システム」を助ける働きもある。加齢、活性酸素、ストレスなどで体内での免疫力は少しずつ低下してくるが、弱っているところにウイル…
フコイダンの詳細を見る
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フラボノイドは一定の化学構造をもつ成分の総称で植物の葉や茎、幹などに含まれ、現在までに4000種類以上が発見されている。構造の違いによってフラボノール類、フラボン類、カテキン類、フラバノン類、アントシアニン類、イソフラボン類などに分けられる。共通した特徴は強い抗酸化作用があること。なかには抗ガン作用が認められているものもある。また毛細血管を保護して丈夫にしたり、血液の循環を…
フラボノイドの詳細を見る
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最近、目の健康によいと話題のブルーベリー。ブルーベリージャム、ブルーベリーパイ、ブルーベリージュースなど、加工された食品はよく知られているが、サプリメントとしてのブルーベリーエキスは比較的新しい存在だ。
ブルーベリーが目に効くというのは、網膜に含まれるロドプシンという物質に、ブルーベリーの色素成分アントシアニン(ポリフェノール類の一種)が作用するからだといわれている。ロド…
ブルーベリー(ビルベリー)の詳細を見る
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プルーンとは西洋スモモのことで、古くローマ時代から薬用として用いられてきた果実である。主成分の水溶性食物繊維ペクチンの働きにより、緩下・整腸作用があるため便秘が改善されるという。
また、豊富に含まれるビタミンAが目の網膜機能を高め、夜盲症や眼病一般の予防、症状の改善にも効用がある。さらに、ビタミンAには皮膚の乾燥や角質化を防ぐ働きがあり、うるおいのある肌を保つのにも役立つ…
プル-ンの詳細を見る
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プロテインとは、タンパク質のこと。アミノ酸が結合してできるもので、20種類以上のアミノ酸の結合によって性質の違うタンパク質が無数に作られる。身体を構成する栄養素として必要不可欠のもので、不足してくると体力やスタミナがなくなったり脳の働きも鈍ってくるし、成長障害、貧血などの症状が出てくる。
プロテインには動物性と植物性のものがあるが、動物性のプロテインを含むものには、卵、肉…
プロテイン(乳清タンパク、大豆タンパク)の詳細を見る
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プロポリスは古い歴史をもっている。古代エジプトではミイラの腐敗防止に、古代ギリシャ、ローマでも皮膚疾患、切り傷、感染症などの予防や治療に使われていたという記録も残されているほどだ。
プロポリスは、ミツバチが樹木から集めた樹脂にミツバチの分泌物が混合してできたもので、強い殺菌・消毒作用がある。「プロ(pro)」は「前面(を守る)」、「ポリス(polis)」は「都市」という意…
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私たちが摂ったタンパク質はそのままでは吸収されにくい物質なので、消化管内でアミノ酸に分解される。その分解の過程でできるアミノ酸の結合体がペプチドだ。アミノ酸が2個結合したものをジペプチド、3個からなるものはトリペプチド、数十個からなるものはポリペプチドという。
ペプチドは消化吸収のスピードが速く、病中、病後など体力が低下しているときでも栄養素がスムーズに体内に吸収されると…
ペプチド類(ラクトトリペプチド、かつお節オリゴペプチドなど)の詳細を見る
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ホスファチジルセリン(PS)はリン脂質(レシチン)の一種で、細胞膜を構成する重要な成分である。また神経細胞にとっても欠かせない成分である。
ホスファチジルセリンは、加齢に伴って生じる神経伝達障害、代謝減退、脳内での神経接合の脱落により起こる記憶、判断、思考、集中力や平衡感覚などの低下に対し、脳の栄養素として働き、修復あるいは改善するといった効果がある。
特に脳神経細胞の…
ホスファチジルセリンの詳細を見る
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ポリフェノールの「ポリ」は「たくさんの」という意味で、「フェノール」はベンゼン環についた水酸基(OH)のこと。ポリフェノールは複数のフェノール性水酸基をもつ化合物の総称だ。その種類は4000種以上にものぼる。
ポリフェノールは種類ごとにそれぞれの効用をもっているが、共通しているのは抗酸化作用があること。活性酸素を除去するのでガンや老化防止に効果があることがわかっている。ま…
ポリフェノールの詳細を見る
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マイタケはサルノコシカケ科のキノコ。野生ではあまりとれないが、人工裁培が確立してからは独特の香りと食感で食材として人気がある。さらに最近は、薬用キノコとしてその栄養価に注目が集まっている。
マイタケには、タンパク質や糖質のほか、カリウムや鉄などのミネラル、ビタミンB群やビタミンDなどの栄養素が含まれている。キノコ類に多く含まれるβ-グルカンの含有率も高い。
β-グルカン…
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マカは、アンデスの高地で栽培される宿根性植物で、昔から球根状の根を薬用や食用として利用してきた。
約2000年前のプレインカの時代からアンデス地方一帯で栽培されていたが、同じアンデス産の農作物の中でももっとも高い栄養価を誇っていることから、今でも貴重な産品に数えられている。
マカの栄養成分としては炭水化物、プロテイン、食物繊維、脂肪などがあり、大量の必須アミノ酸をはじめ…
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マグネシウムは体内には約25gあり、その約50~60%が骨や歯に、残りは軟組織に蓄えられている。血液中には1%しかないが、不足すると骨に貯蔵されたマグネシウムを放出して補う。タンパク質合成、エネルギー代謝、筋肉収縮、血圧調整、体温調節など体内の酵素反応に関わるため、生命維持に欠かせないミネラルだ。
また、ビタミンB群とともに、糖質や脂質のエネギー代謝に重要な役割を果たし、…
マグネシウムの詳細を見る
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マツタケは担子菌類に属するキシメジ科のキノコ。おもに赤松林に生育する。成長すると笠の裏のヒダの表面に胞子ができ、その胞子を飛ばして繁殖する。胞子の数は100億個ともいわれるが、雌雄の胞子があるうえ乾燥と高温に弱く、うまく融合しても赤松の根がないと育たない。しかも赤松があればいいというものではなく、大きく成長した赤松には寄生せずに、細根に寄生して発芽する。その後「シロ」と呼ば…
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オオアザミ(マリアアザミ)はキク科の植物で南ヨーロッパや北アフリカ、アジアに広く分布している。ヨーロッパでは2000年以上も前から、肝臓や胆のうに効き、母乳不足を解消する生薬として親しまれているというが、日本ではまだまだなじみの薄いハーブである。
薬用としては主に種子と葉が用いられ、ドイツでは種子から抽出したエキスを肝臓への解毒作用をもつ医薬品として認可しているほか、ヨー…
マリアアザミ(オオアザミ)の詳細を見る
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ムコ多糖類はゾル―ゲル状の物質で、人間の関節や皮膚、腱、内臓、角膜などあらゆるところに存在し、細胞と細胞をつないでいる。保水性に富み、肌の健康を保つだけでなく、各関節のクッションの役割を果たしたり、滑らかな動きをサポートする働きがある。水分保持のほか、血液が固まるのを防いだり、コレステロール値の低下といった働きもしている。ヒアルロン酸、コンドロイチン、デルマタン硫酸などはム…
ムコ多糖類の詳細を見る
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